そとでひきこもる

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POINT6という靴下

 

ようやく春らしい季節になってきたので、靴下を新調しました。

 

POINT6のPop Top II Ultra Light Crew。

 

このPOINT6の靴下は実店舗で取り扱っているところがほとんどなく、いろいろなアウトドア用品店に鬼のように電話してしまいました。あのときは本当にごめんなさい。

 

POINT6ってのはもともとスマートウール創業者であるデューク夫妻が、より高い品質のウールソックスを作りたいと立ち上げたブランド。

 

ブランド名のPOINT6は欧米人の平均体温である摂氏37度=華氏98.6度をキープすることを目的としていて、この小数点6度が名前の由来だそうです。

POINT6のWOOLとは...

 

世界には数百種~3000 種ともいわれる羊がいます。食用に適した種、羊毛が人気の種と種類によって特性が異なり、産地もオーストラリア、ニュージーランド、フランス、アルゼンチンなど様々です。諸説ありますが、羊毛としては『メリノ種』、特にニュージーランド産が高品質として認知されています。

 

POINT6では、このニュージランド産の中でも特に高品質のウールのみを生産している、限定された契約牧場から仕入れされたウールを使用しています。ニュージーランドメリノを採用している一番の理由は羊毛の綺麗さ、細さ、丈夫さにあります。ニュージーランドでは、夏は山岳地帯で放牧し、冬に低地で放牧します。(高地では食用の草を多く必要とせず、低地だと多く必要)これにより、過度の食事をしないため、毛が太く育つことを防ぎます。

また、夏冬がしっかりあるニュージーランドの山岳地帯で育った羊毛は、過酷な環境に耐えることが出来ている証拠です。気候的に湿度もあり、砂漠気候ではないため、毛が汚れる=傷む事も防ぎます。

 

POINT6では、細番手(12〜24マイクロン)=ファインメリノウールのみを使用しています。

通常ファインメリノウールと言っても、全く同マイクロンの繊維のみを抽出することはできません。実際には、平均値としてのマイクロンで使用するケースがほとんどです。しかし、POINT6はこの繊維のバラつきがソックスの品質を落とす(細すぎる糸は弱く切れる可能性があり、太すぎる糸は肌触りが悪い。)大きな原因と考え、手間とコストがかかっても平均値の範囲を狭く限定することでバラつきの少ないより均質な太さの繊維を使用することを徹底しています。

 

その中でもPop Top II Ultra Light Crewはクッションがなく、薄く軽量なモデル。

 

シューズとのフィット感が求められ、ペダリングに効率的に力を伝えるサイクリングに最適、とのこと。とどのつまり、自転車乗るときに履けや、っていう靴下。

 

履いてみた感想としては、Lサイズで27.5cmの足のサイズだとややきつめ。

ポジティブに言い換えれば、フィット感がすごくあるってことなのかな。

 

厚みが一番薄いウルトラライトなわけですが、やはり生地がしっかりしているおかげなのか靴を履いているとどうしても熱がこもり蒸れているような気がします。

とは言え、通気性がよく汗抜けが非常にいいので表面は基本さらさら。そして何より一日履いていても無臭。

 

ごめんなさい、うそです。

清潔に思われたくて格好つけました。わりとくさいです。

おそらく足が根本的にくさく、なまじっか一番薄いのでスメルが外部に漏れ出しているのだと思われます。

私のことは嫌いになっても、POINT6のことは嫌いにならないでください。

 

ただ、メリノウールソックスに共通して言えるのが、値段がべらぼうに高い。

どのメーカーも生地の厚みに比例して金額は上がるんですが、Pop Top II Ultra Light Crewに関しては一番薄いのに一足2,000円を優に超えてしまいます。かなり足元を見られてます。靴下だけに。